うつ病の症状とは

うつ病は、勘違いされることも多いのですが、気持ちの問題ではなく心の病気であるとともに体の病気でもあります。ただ、うつ病は外見からも分かりにくく、自覚しにくい病気なのです。原因についてはまだはっきりとわかっていません。ですが、きちんとした治療を受ければ何年もかかるという治しにくい病気ではありますが、改善されていく病気です。うつ病症状に早めに気付き、治療を受ける事が大事です。うつ病症状としてのよくある症状は気分の落ち込みがでます。うつ病の人は、気持ちが憂鬱になり悲しくなったり、希望を持てず落ち込んでしまって口数も少なくなったりします。何をしても気分が晴れず空虚感があります。口には出さずとも落胆しているような雰囲気もあります。このような症状は午前中に強く出て、夕方には良くなってくることがよくあります。自分でもまわりでも見逃してしまいがちな部分ですが、次第にこの症状が顕著になってきます。

不眠、自分を責める、気力の低下

不眠のあらわれがでます。うつ病では不眠になる人が多く、1度寝ても夜中に目が覚めてしまうとその後は寝れなくなってしまったり、早朝に目が覚めてしまったりします。これを「午前三時症候群」と呼ぶ人もいます。目が覚めても起き上がらず布団の中で色々な事を考えてしまい1人悩んでしまうのです。また、睡眠が多くなる過眠症状が出る人もいます。また、自分を責めてしまう人。根拠もなく自分を責めてしまったり、些細な事でも1人くよくよと考え込んでしまいます。このような症状が続くと仕事にも支障が出てきて、またその事についてもすべて自分が悪いのだという妄想で悩んでしまうといった事があります。疲れやすくなる人。そんなに身体を動かしていないのに疲れてしまったり、だるくて外出する気力もなくなってきます。習慣や興味がなくなる。気力が低下してしまうので、今までの新聞を読む、テレビを見る、音楽を聴くといった習慣が失われたり、好きだった趣味やスポーツに打ち込む事も出来なくなってしまいます。何をしても楽しいと感じられなくなってくるのです。

食欲不振、自殺願望

食欲がなくなってきます。逆に食欲が増す人もいて特定の食べ物ばかり食べる人もいます。思考力や集中力が低下してきて、焦燥感が強くなり、落ち着かずイライラしたりします。焦りからかじっと座っていられず、身体が動いたり、話し続けたりします。死にたいと思ってしまう程、気持ちが落ち込んでしまって、自分は存在価値が無く死んでしまいたいと考えてしまいます。うつ病の症状が良くなると、まわりの人は喜びますが、本人には良くなった自覚がなく、その食い違いから苦しみ自殺の危険性が高くなってしまう場合もあります。実行できるだけの元気がある時の方が行動に移せてしまうのです。 本人のまわりの家族、友人などが様子を見てうつ病症状にあてはまるものが多いなと感じたら素人では判断できないので、早めに専門医に受診して見る事をおすすめします。うつ病は本人はもちろん、まわりで支える家族もつらいものです。どうしようもないくらい大変な時も来るかもしれませんが、よくなるという事を信じて治療していってほしいです。

Copyright © 2007 うつ病の症状〜こんな症状が続く時